
2025年3月25日
クラウドファンディング16日目!
昨日はついに支援の流れが止まってしまいました。。
今回の目標金額は250万円。高級な楽器が買えるくらいの金額です。
こんなに高額になってしまっているその内訳についてお話しようと思います。
おおまかに言えば、CDの制作費用とITECの渡航費です。
今回のCD制作は妙音舎のMclassicsというレーベルから発売になります。
録音、会場、デザイン、レコーディングやマスタリングなどの制作費はレーベルからまとめて約95万円、そこに写真撮影、撮影会場費、原稿執筆料、マネージャーなどの人件費が約20万かかります。合計で約115万円の予定です。
ITECの渡航費ですが、大きくかかるものは宿泊費と飛行機代です。
宿泊費ですが、バレンシアはスペイン第三の都市ということもあり観光地のため、平均して1人あたり1泊100ユーロほどかかります。ITECはコンクールが6/23-25,会議が6/25-29なので、6/24-30に滞在とすると6泊することになります。
メンバー4名とマネージャー1名の計5名で6泊すると、約3000ユーロかかります。現在のユーロで換算すると約49万円の計算です。
飛行機ですが、ユーフォニアムもチューバも、基本的には機内持ち込みの手荷物としてそのまま乗ることはできません。
時々ユーフォの方で小さいケースを持っている方が機内持ち込みを強行する方がいらっしゃいます。ですが厳密に言えばサイズオーバーですので、いつ預け手荷物にしろと言われてもおかしくない状態です。ソフトケースで持って行って、「絶対に持ち込めない、預けてください」と言われてしまったら、もう二度と原型を保って帰ってこないでしょう。ギャンブル状態です。
ハードケースで預けたとしても、悲惨な状態になって帰ってきたという話をよく聞きます。
また、チューバは航空会社の規定のサイズを基本的にオーバーしているため、超過料金がかかります。そしてそれは日本発のとき1万円だとしたら帰国時は100ユーロのように、国によって通貨と金額が異なります。ハードケースの種類によっては重量も超えることがあるため、法外な値段を取られることもしばしばです(片道5万円を超える請求があることも多いです)。
そこまで支払っても、投げられたり落下しない保証はありません。そうなればベコベコになってしまいます。一度凹んだ金属は完全に元の状態には戻りません。
一番安全なのは楽器の席を取ることなのですが、これは単純に1人あたり2席取ることになります(国内線は楽器席は定額制ですが、国際線はありません)。メンバー4人×2席分とマネージャー1席で合計9席必要になります。
現在羽田空港からバレンシア空港までの航空券は1席あたり平均約20万円。9席取ると180万円。
もし一か八か楽器を預ける場合も、5席で約100万円+超過料金になります。
お気づきかもしれませんが、実はクラウドファンディング目標の250万円を達成してもまだ十分ではありません。。
CAMPFIREの手数料が支援金額の17%かかりますし、グッズなどの制作費も考えると全く足りません。
ただ、初めてで勝手のわからないクラウドファンディングで、そこまで金額を大きくしても達成できないのではないかという疑問があり、この金額を目標に設定しました。
私たちにはこの挑戦を絶対にやり遂げなければならないという思いがあります。
そして今後も継続的に活動し続けることこそが、バリチューの発展に繋がると信じています。
今回の挑戦が大赤字に終わってしまうと自転車操業状態になり、今後の活動継続はかなり厳しいものになります。
本当に皆様のお力添えが必要です。
どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。